あるとき、オーロラの写真展が開催されていると知り、何となく立ち寄ってみたら、会場に写真家・中垣哲也さんご本人がいらした。
「私もちょっと写真を撮るのですが、オーロラってどんなカメラで撮るんですか?」というような質問をしたと思う。
すると「興味があるなら、お教えしますよ・・・」
私がオーロラ撮影などするわけないのにね! と思いながらも、せっかく教えて下さるというのに、「結構です」とは言えなかった。
いろいろ教わってしまったので、やっぱり撮りに行かないといけないのでは?
ということで、私のオーロラの旅が始まりました。
一生で一度のつもりで行った初回の旅で、予想したようなオーロラはさっぱり出現せず。
「もう一回だけ!」と言いながら、2008年までに4回も行くことになってしまいました。
英語がわからず涙にくれた日。
オーロラが現れずもんもんとした日。
マイナス40度以下の気温に恐れをなした日。
空いっぱいのオーロラにつつまれた日。
そして何より、親切にしてくださったたくさんの方々。
オーロラは単なる自然現象ですが、これに取り組むことでたくさんの体験、発見、感動がありました。
オーロラ撮影のための練習としてかけまわった北海道の大地、そして星空。
こちらもオーロラに負けず劣らずの美しさでした。
カメラを手にするまで知らなかったたくさんのことを、このホームページから発信していきたいと思っています。
2008年初夏
横山明日香・札幌在住
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