脱ペーパードライバー大作戦





自分で車を運転して写真を撮りにいきたい!!
ある日突然そんな願望がめばえ、どうにもおさえられなくなってしまいました。
だって、免許あるじゃない?
会社の福利厚生でレンタカー安く借りられるじゃない?

よし!

と、自動車教習所に電話をして「ペーパードライバー講習」を受けることにしました。
ハンドルを握るなんて10年前に免許を取って以来数えるほどしか経験がありません。
「その割には、なんとかなりそうだわ!」
教官には、「もう2、3回通ってからにしなさい」と言われたのに、その忠告を無視して旅立ってしまったのはやはり間違いだったかもしれません。

初回は無事にレンタカーを返却することができましたが、その後ほとんど毎回どこかぶつけて、警察に事故届けを提出に行き、補償金を支払い、レンタカー屋さんも苦笑い。
あまり続くのでレンタカー屋さんにあわせる顔がなくなり、無断で◯ー◯ンビニ◯ラブで修理して返却したことも・・・。

そんな事実を知った会社の上司が、「知り合いに自動車教習所のエラい人がいるから、おれが話をつけてやるからみっちり練習してきなさい」と、わざわざ手配をしてくれて教習所に強制送還。
ありがたいやら、はずかしいやら。
その教習では1回で合格をもらったものの、その後もまだレンタカー屋さんの受難は収まりません。

それどころか、富良野では深夜の信号待ち中に警察に職務質問される。
「ヘッドライト上向きになってるよ。対向車に迷惑だよ。」
(あ〜、田舎道ずっと走ってきてわすれてた。ケド対向車なんていないじゃん!)
「免許証見せて」
(?!)
「ゴールド免許なのにどうして若葉マークつけてるの」
(悪かったね! だって初心者なんだもん!)
「誰か乗っているのか?」と懐中電灯で車内を照らす。
(わ〜! 毛布積んでるだけだよ!)
「札幌から? なにしにきたの? 観光?」
(写真撮りに・・・って言えなくて、運転の練習って答えちゃった。)
「運転の練習なら昼間にしなさい!」
(も〜うるさいってば!!)

完全に不審者扱いです。まったくもって不愉快きわまりなし!!

でもね。
それでもめげずに今週末も美瑛に行くのよ。
だって、ラベンダーがそろそろいい頃じゃない。

金曜日の深夜に現地に到着し、星ふる夜空であれば撮影し、車内で仮眠。
日の出とともに目を覚まし、早朝の撮影。
観光客がにぎやかになる時間にはまた仮眠。
夕焼けがよい具合になりそうであればまた撮影。
できれば土地の名物を食し、星空に間に合うように急いで温泉入浴。

こんな週末に私の心は自己嫌悪と自己陶酔の狭間を激しく行き来するのでありました。

あなたがもし、「わ」ナンバーのレンタカーに初心者マークをつけて、フロントガラスにてるてる坊主をつけている車を見かけたら、それは私に間違いありません。
大変危険ですので、決して、決して、近寄らないようご忠告申し上げます。
(2005.7.7)


まだ「無事故」時代の貴重な一枚です。
この数時間後に・・・などとは思ってもいない幸せな私。

a piece of myself に戻ります