Northen Lights を追って (5/13)





極寒時には電池を使用しないカメラが最適と聞いていたが、実際に使ってみたところ、機械式カメラは、ひとコマ撮るたびに巻き上げることやフイルムの交換がとっても大変!!
電池が消耗したら交換すればよい、電動式が私には使いやすかった。
そうして電池の恩恵にあずかって撮り続けたが、カメラを替えてからオーロラの調子がぱったりと静かになってしまった。

しかし、オーロラがあろうとなかろうと、凍てついた湖と背後にそびえる山脈に囲まれたこの地はすばらしかった。
あきらめずにカメラをいろいろな方向へ向けて星空と大地の姿を写真におさめる。

目の前の凍った湖からは、時折氷の割れる音があたりに響き渡る。
「バリバリバリ(高音)・・・ドボ〜ン(重低音)」
湖の南西側周囲に沿って走るアラスカハイウェイ、とはいっても単なる対面二車線の一本道・・・は、一時間に1台くらいしか車が通らない。
そして、背後にそびえる山脈は月明かりのライティングによって時とともに陰影を深く刻んでゆく。



つづき