Northen Lights を追って (6/13)





滞在最後の夜。
しばらくすると、北の空に薄いアーチがかかり始めた。
かねてから狙っていた撮影ポイントへ急ぎ向かう。
その静かな住宅街の中の1軒の家では、庭にイルミネーションでトナカイとサンタのそりを配置してまるでおとぎの国の雰囲気。
月の昇る前の闇夜に、相変わらずカメラに三脚のねじがはまらない。イライラは極限に達する。
そうこうしているうちに空の光はどんどん強くなってくる。
イルミネーションまで数十メートル移動する時間も惜しく、道路わきから撮影を始める。
西から東から、それぞれ延びてくる光が中央で一つに合体するかと思いきや、そのまま2重のアーチに、と、さらに薄いアーチがもう一層現れたり。また消えたり。


つづき